餃子の正しい焼き方のこと
栃木に行く仕事が多いこともあり、
我が家の冷凍庫には
正嗣の餃子が眠っていることが多い。
正嗣は、宇都宮近辺にある餃子専門店。
宇都宮近郊に何軒かあり、
店では餃子が飛ぶように売れる。
餃子専門店の名の通り、
餃子以外のものは販売していない。
お店の中で餃子を食べることができるのだが、
ビールもライスもなく、
ただひたすらに、メニューにある、
焼き餃子か水餃子を食べるというお店。
じつにいさぎがよい。
店に来る人も、近所の人ばかりで、
ほとんどが焼き餃子の持ち帰り。
宇都宮を餃子の都というと、
地元の人にそれほどでもないと言われるが、
正嗣の風景を、他の地方で見たことが無いので、
私としては、仕方がないと思う。
冷凍餃子は常に一箱程度、
冷凍庫の中にキープしておき、
夕食のネタや、ビールのあてに困ったりすると、
水餃子か焼き餃子にして、食べることが多い。
保存も利くしとても便利だ。
水餃子はただゆでるだけでよいので、
ゆで加減を間違えなければ失敗することが少ない。
ところが焼き餃子だとそうはいかない。
焼き加減、火の通り加減、白い部分の蒸し加減と、
三つの要素が絡み合い、
すべてにおいて満足させなければならない。
これが難しい。
火を止めるタイミングを間違えると、
黒くガリガリに焦げてしまうし、
入れる水の量を間違えると、
白い皮がグズグズになってしまうこともある。
すべてにおいて完璧な餃子というのは、
餃子専門店においても、
あまり食べられるものではない。
でも、いや、だからこそ
挑戦してみたいと思うのが人間の常。
いろいろトライアルした結果、
結構勝率が良くなってきた。
というわけで私の餃子の焼き方を紹介する。
用意するもの(5人前)コンロ
フライパン
ふた
皿
ふきん正嗣の餃子(5人前)
サラダ油(適量)
ごま油(適量)
お湯250cc
これが正嗣の餃子5人前。
1人前160円なので、
5人前800円。
つくづくこのうまさでこの値段は安い。
単品種大量生産のメリットここにきわまれりということか。
それと一箱に一袋ついているたれが旨い。
すでに酢と醤油とラー油が配合されて、
小袋に入っている。
ラー油は自家製。
唐辛子感があって香ばしい。
たれも凍ってしまっているので、
お湯の中に入れて解凍しておく。
材料をコンロの近く、
手を伸ばせば届くところに配置しておく。
フライパンを軽く空焚きしてから、
サラダ油と、ゴマ油を3対1の割合で入れる。
ゴマの香りが好きな人は、
ゴマ油の比率をふやしてもいい。
油の量は大目。
このとき大事なのは、コンロが水平であること。
そのために私は、コンロの足を少し伸ばしている。
火を少し弱めてから、餃子を冷凍したまま、
フライパンに並べていく。
私は、フライパンの中に円を描くように配置する。
こうすると、各餃子に
コンロの丸い火を、できる限り均等に
あてることができるからだ。
油をまわしながら手早く並べていく。
美しい。
強火にした後、お湯を投入。
お湯の量は、私の場合、
このフライパンで、5人前のときに
250ccと思っているが、
経験で探っていくしかない。
すべての餃子の表面についている、
粉を洗い落とすように、
回しかける。
そのほうが、餃子の羽根がたくさんできてうれしい。
でも、わざわざ羽根を増やすために、
小麦粉を溶いて流しいれるのは、
邪道だと思う。
お湯を入れた瞬間から沸き立つくらいに、
フライパンが温まっているのが理想。
お湯をかけきるか、かけきらないかのうちに蓋をする。
水蒸気が蓋の端からぼしゅぼしゅ漏れるままにしておく。
火はフライパンの真ん中に。
これ大事。
水が蒸発しきったころに、
中火から弱火に落として、
蓋を開ける。
フライパンの表面に羽根が見える、
これが茶色くなったら焼き上がり。
水の飛び方が均等でない場合は、
フライパンにとってをつけて、
水をくるりと一周させる。
完全に水分が飛び、
焼き色が良くなるまで待つ。
ここの火加減がポイント。
ちょっとでも間違えると、
焼け焦げになってしまうので注意。
焼きあがったら、火を止めて、フライパンより少し小さいお皿を、
焼けた餃子の上に乗っける。
お皿は熱くなるので、乾いたふきんをお皿の上に乗っける。
取っ手をつけて、
お皿をしっかり押さえながらひっくり返す。
ティファールのフライパンは、
こういうときに便利だ。
お皿にすべての餃子が乗っかったことを
重さで確認しながら、フライパンを外す。
完成!!!!!!!
丸く配置すると、意味も無く達成感があってうれしい。
(となりの鍋の中に『ぶたの落し蓋』が見える。
煮崩れないし、ぶたの鼻から蒸気が漏れるし、
ぶたの鼻に箸を突っ込んで取り出しやすいし、
とってもオススメ)
今回は少し手前の焼きが甘かったようだ。
でも、おおむねOK。
タレをつけて食う。
うまい。
餃子って麺類の一種だね。
うまく焼けると皮の舌ざわりがたまらない。
ここまで手順化してても、
うまくいったりいかなかったりする。
だからこそ、やめられないのだ。
コメント
う・・・・美しい・・・・・
投稿者: めぐ~モエタランス~ | 2005年10月25日 14:39
ナイス・ギョウザ~!!! さすがこだわり派だね~。
5人分も焼いちゃうなんてちょっと想像つかないわ。
...うちの相方も実家ぐるみで職人技なの。
特に義父がすごい~。私も手伝っているうちに生地で
包むのだけはできるようになってきたけど、焼くのは
まだまだでございます。
投稿者: あね | 2005年10月25日 16:15
すごい凝ってますね!!俺もまさし行ったことありますよ。
ホントに餃子しかおいてないですよね。
あと、みんみんと宇都宮餃子会館だっけ??
投稿者: yuma | 2005年10月25日 16:21
餃子の国(の隣の市)に住む私が来ましたよっと。
ちなみに正嗣の店におけるスタンダードなオーダーは
「焼:2、水:1」(訳:焼餃子2人前、水餃子1人前)
となっており、
「焼:1、水:2」若しくは「水:3」
というオーダーをする者はあまりいません
・・・というのが高校時代の定説でありました。
投稿者: までぃふぉっくす | 2005年10月26日 00:54
コンロを水平にする為に使われているのが
ワタシの古いコンタクトレンズケースの
蓋であったことには
目を瞑ってあげようと思いました…。
投稿者: i-co | 2005年10月26日 19:58
>めぐさん
サンキュ、ギョーザ!
>ねえさん
GOOOOOOOD! ギョーザ!!
お店で買ってくるほうが皮がうまくて好きです。
皮から作ればいいんだろうけど、
どうもふんぎれません。
自分で作るときは
具に、中華スープの素と、
ショウガとサンショを効かせます。
うまいよ。
ゆず胡椒とか入れてもうまいかな。
今度やってみよ。
>YUMAさん
そこらへんが宇都宮の定番ですな。
あと香蘭もうまいです。
昔、別のところでエントリ書きました。
http://www.we-blog.jp/aqua/t-sonde/a0000119432.php
一般的な皮の薄い餃子も好きですが、
ハルピン餃子のような、もっちりとした皮の水餃子も好きです。
http://blog.kansai.com/moumouPrincess/64
>までぃふぉっくすさん
正嗣では「焼き2水2」が私の定番です。
そんで水餃子のどんぶりに、
焼き餃子で余ったタレをぶち込んで
汁ごとすするのがスキ。
>i-co
でも捨てられてたんだから、廃品利用っていうことでね。
さんきゅ。
投稿者: funae | 2005年10月27日 00:30