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マジックスパイス「アクエリアス」完食のこと

マジックスパイス外観

マジックスパイスに行って、アクエリアスを完食してきた。

会社に、ウォシュレットがついていてよかった。

ただ休日出勤をするというのも芸がないので、
下北沢のマジックスパイスで飯を食って行くことにした。
 

マジックスパイスは、サッポロに本店があるスープカレー屋さん。

派手にトッピングや、辛さの指定ができることと、
独特の世界観が、有名なお店。

最近では、店長の娘さんが一十三十一ってことでも有名らしい。
 

各方面から評判は聞いていた。

曰く「スポーツ系」のカレーだそうな。

客はさながら修行僧のごとく、
滝のように流れ落ちる汗をかいくぐりながら、
完食を目指す。

ときどき、意識を飛ばしながらも、
スープの最後の一滴まで飲み干したとき、
皆でお互いの健闘をたたえあいながら、
「ナイスカレー!!!!!!」
を合言葉に、親指を立てるのだと聞いた。
 

カレー屋とは瞑想の場であり、
自己との対話の場である。

そういう点では、メーヤウに通ずるものがあるのかもしれない。

私としても、メーヤウで少しは修行を積んでいるので、
一度は門をたたかねばならないと思っていた。
 

下北沢に行き、下北沢スズナリの横の道を登って行く。

マジックスパイス外観

赤い店構えは、いかにもアジア。

着いたときにはまだ開店15分前だというのに、
客が15人ほど並んでいた。

三連休の初日。

地方から修行に来ている僧も多いようだ。
 

11時30分には、20人以上の列ができていた。

開店とともに、金ぴかのガネーシャ像に迎えられ店内へ。

マジックスパイス内観

店の中も赤い。

ビニールのひらひらした飾りがぶら下がっているあたり、
中華街っぽい感じもするけど、
全体を通してアジアがごちゃ混ぜ。

小物屋が中にあったりするのが、
ヴィレッジヴァンガードみたいでもある。
 

メニューを見てみても、私の頼もうとしているメニューがない。

店員さんを呼び止めて、聞いてみた。

「『アプラクサス』って言うメニューはないですか?」

「ありません」

私もあまり名前に自信がなかったので、
何枚かあるメニューに、よくよく目を通すと、
辛さの説明をしているメニューの裏に、
「アクエリアス」の文字があった。

「『アクエリアス』のベジマッシュをお願いします」

「お客様。当店ははじめてですか?」

「ええ、初めてです。ただ・・・」

メニューを再度確認する。

「『アクエリアス』を食べに来ました」

店員さんの顔を、見上げる。
目線は曲げない。

「・・・少々お待ちください。確認してまいります」

あきらめたように店員さんは足早に
店の奥へと消えていった。
 

そう。拙僧は「アクエリアス」を食べに来たのだ。

マジックスパイスに数ある辛さの等級
覚醒、瞑想、悶絶、涅槃、極楽、天空、虚空。
どんどん辛くなっていく。

さらに上位クラスが「アクエリアス」。

一日に限定5食しか作らない選ばれしカレー。

マジックスパイス曰く「限定超級激辛汁状華麗」。

先人曰く「『アクエリアス』は別メニューだ」。

高き山に登りて、さらなる山の高さを知るもよし。

しかしながら、一番高い山が見えているのに、
登らないことをよしとするのは、欺瞞なり。

もう修行は始まっているのだろう。
 

店員さんがまだ帰ってこない。

机に置かれた、お冷やを軽く口に含む。

流れ出す汗の水分補給は必要だが、
深く水を飲んでしまうと、
消化管内で、辛さを感じる面積が広がるために、
体力と気力を消耗する。

軽く、湿らす程度に、口に含む。

私も緊張しているのだろう。

ひどく、のどが渇く。
 

店員さんが帰ってきた。

机の上に一枚の紙を置く。

誓約書でも書かされるのかと見てみれば、
「超激辛アクエリアス注意書」
と書いてある。

「お客様。ベジマッシュのアクエリアスでよろしいですね?」

「ええ。よろしくお願いします」

しっかりと店員の目を見たまま、深々と頭を下げる。

修行は礼より始まる。
 

心を落ち着けながら、「アクエリアス」を待つ。

他の人のカレーを見ていると、
トッピングの多彩さに目を奪われる。

板海苔一枚あり、チーズあり、キクラゲあり、ソーセージあり。

しかし私はあえてチーズもなしに、
ま正面から「アクエリアス」のみを選んだ。

ベジマッシュ(野菜・きのこ)にしたのは、
定番のチキンにすると、食べるときに骨を手で触らなければならず、
その手で目に触れると危険と判断したからだ。

脂は辛さをマスキングする効果があるので、
排除したかったというのもある。
 

長い長い時間を待って、ついに「アクエリアス」が姿を現した。

アクエリアス

来た。

ついに来た。

今日はこれにて一巻のおしまい!!
続きは明日の「マジックスパイス「アクエリアス」激闘編のこと」にて!!

コメント

トッピングなしでアクエリアスは、熟練者でないと危険です!
後半が心配です。

登山の熟練者でも、初めての山は危険だぞ?w。
無事であった事を祈る。

ちなみに名古屋でもスープカレーの店は増殖中。
既に2件ほど試してみたのだが・・・、うーん。
今のところ、「スープカレーの良さ」を感じてませんね。
お店が悪かったのかな・・・。

手塚治虫の『ブッダ』を思い出しました。

>みつきゐさん
今回はできる限りまっさらな状態で対面したかったので、
あまり情報をいれずに行きました。

チーズなどでマスキングしたところで、
絶対的に辛味量が多いので、
気休めにしかならなかったのではと思います。

それほどまでに、唐辛子の量としては圧倒的でした。

トッピングに関しては、
次に行くときに手ごろなスープカレーを頼んで、
楽しみながらいただくつもりです。

>シンセイ
おいしいスープカレーを手軽に食べようと思うのなら、
東洋水産のスープカレーワンタンがオススメ。
http://www.maruchan.co.jp/toyosuisan/products/goods_list.php?c_id=0107

ほかに有名なのはベル食品のレトルト。
http://www.soupcurry.jp/pc/
高いけどうまい。

>めぐさん
修行ですよ。

求道者ですよ。

といっても結局はただの勝ち負けの問題なんですけどね。