実物大ボトムズ展示会のこと

「なんでも作るよ」の「根性試しに作ってる」のエントリで作りつづけていた、
実物大ボトムズの展示会に行ってきた。
天井までそびえるは、4mの実物大ロボット。
すごい。
鉄という、いつか朽ちるものは生臭い。
友人2名と水道橋の実物大ボトムズの展示会に行ってきた。
ギャラリーは2部構成。
最初は、鉄の芸術家(本人曰くツクルヒト)の倉田光吾郎さんが作った各種作品、
パーティションで区切られたその向こう側に、ご本尊、ボトムズに出てきたロボット兵器、
スコープドッグがいる。
今までの作品として飾られているものには、鉄と木や革の有機的なつながりが見える。
鉄で作られた、ギターや、ベースなどの楽器。
鉄の、冷たくも熱い、硬くもやわらかい、有機的な金属としての特徴が生きてる。
先の写真は、作品「デスクトップ(1999年)」。
古めかしいタイプライターの形をしたMAC。
テンキーが、黒電話のダイヤルだったり、
ENTERキーが、タイプライターのリターンバーだったり、
SHIFTキーが、足踏みミシンのような踏み板だったりする。
ここまでやられると、一生使ってやろうかという気にもなる。

もう一つコンピュータな作品としては「ラップトップ(2000年)」もある。
こちらは古めかしいタイプライターの形をした、WINDOWSマシン。
おそらく、NECのLAVI NXノートだと思われる。
こちらはディスプレイにつながっているものの、
ハードディスクを搭載していないようで、BIOS画面しか出ていない。
あたりまえのようにWINDOWSが動いているよりも、地に足がついているような気もするが、
ガシガシ動くWINDOWSのまえにたたずむ、
古きよき薫りのするマシンという対比も見てみたかった。
お馬鹿クルマ、「チンクタンク」の実物も見たかったけど、
これは映像だけのご登場。
大きいから仕方ないよね。
自転車や、分娩台のような椅子などもある。
そして、パーティションの向こう、ご本尊「スコープドッグ」の間へと移動。
順路のとおり、移動すると、スコープドッグの背中が見える。
でかい。
想像以上にでかい。
天井の高い会場でありながら、頭が天井につきそうになっている。
「うわぁぁぁぁぁぁっぁぁっぁぁっぁぁぁっぁぁ~~~~~~~~~~~~」
すんごい。
でかい。
おもい。
かっこいい。
前に回る。
頭についた、ターレットのレンズが、私たちを睥睨している。
改めてでかい。
稼動部は、ことごとく動く。
そのうえ、支えがなくとも自立するという。
それに、降着ポーズもできるってんだから自由度高すぎ。
表面はいいさびが浮いており、実用的な匂いがする。
スコープドッグの横についている人が、装甲や腕を動かしてくれたりする。
こんなものが動いたらと思うと、こわい。
見にきた子供は、怖がる子、あまりのかっこよさにタックルしたがる子。
さまざま。
一生思い出の特異点として残るだろう。
写真撮影禁止だが、どうやってこんなものを撮るというのだ。
部屋の中で20mmの超広角で撮ったとしても、純粋なでかさはスポイルされる。
生の目で見れてよかった。
距離を変えて見てみると、またおもむきが違う。
足場があって、スコープドッグと同じ視線から見れたら、どんな風景だろうか。
実際に見に行った人だけのサプライズもある。
あんなものまで作っているとは。
そして、あんなにでかいとは。
帰りに、今度出る本「タタキツクルコト」と記念ボルトを買って帰る。
「タタキツクルコト」に
「鉄は、お金を失うって書くのねぇ」と、おばちゃんに言われた
と書いてあった。
違いないだろう。
でもそれで、何かを目の当たりにするという感動を、
何百枚もの鉄を切り、何千何万回と鉄を叩き、何百時間も鉄を磨き続け
これだけ多くの人に与えてくれた。
勝手に感謝しているだけでは、申し訳ない。
私も何か作らねば。
5月12日まで水道橋で公開している。
もし、まだ見ていないのなら、ぜひとも行っていただきたい。
そして、そこで感じるしかないものを、感じて欲しい。















